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塩専門店に関する幸ノ助視点

  • 山本幸男
  • 2018年5月9日
  • 読了時間: 5分

妻の先輩が経営している縁もあって、かねてから興味津々だった塩専門店『solco』さんへ初めてお邪魔してきました。

先日、友人宅での夕食にsolcoさんの塩2種類が登場。バーミキュラを使った蒸し野菜(無水鍋なので野菜の水分だけを使った蒸し野菜!)に、硫黄っぽい風味の塩と燻製した塩を合わせるというシンプルながら奥深い味わいを楽しんだ食体験から、是非ともお店に行ってみたいと思っていたところでした。

▶︎solcoさんの楽しみ方

店舗では、塩むすび(白米/玄米)、ジェラート(バニラ/チョコレート/キャラメル)、日本酒などを購入して、40種ほど並んだ塩を実際に合わせて試すスタイルとなっています。それぞれの塩の魅力を感じながら、自分の好みなんかと照らし合わせて、高い納得感をもって塩を購入できるスタイルとなっています。

国内各地の塩のほかに海外のユニークな塩もずらっと並び、塩へのこだわりは言うまでもありません。

▶︎店舗デザイン

店内のスッキリとシャープなデザインと塩が入った試験管が並ぶ一方で、小洒落た雑貨屋のような店舗デザインです。一見モノトーンな感じながら、ブラックのカウンターの木目から醸し出すちょっとした質感が店内を無機質にし過ぎず、店内の雰囲気は、理系出身でセンスの良い女性店主を見事に表現しています。

お客さんが、たくさんの塩を試食する様子が実験あるいは研究をしているような雰囲気で、店の内外観やパッケージング以外にも店主と客が合わさって一つのブランド感を醸成している、そんなステキなお店です。

▶︎ロゴデザイン

ロゴが不思議なピラミッド型なのですが、なんと塩の結晶の形なのだそう。バリ島の海から取れて自然に結晶化されたそれは、まさに海の宝石!(笑)

solcoさん曰く「古代のエジプトの人たちは、塩の結晶がピラミッド型だと知っていたに違いない!」。ロマン溢れるお話でした。

このお店にしてこのロゴは、唯一無二の相性です。

立地でいうと、戸越銀座商店街の中でもかなり奥地。もはや戸越銀座駅が最寄りというわけではないため、私は行きはJR大崎の駅から徒歩で、帰りは東急の戸越銀座駅を利用しました。

都営浅草線戸越駅、東急大井町線下明神駅が最寄りで徒歩8分ほど。東急池上線戸越銀座駅からは10分ほど、JR大崎駅からは13分ほどでした。

しばしばメディアにも取り上げられている有名な戸越銀座ではありますが、全長約1.3kmもあり、商店街の奥まで人が買い回るということはあまり考えられません。

店主のsolcoさんは、近隣に住んでいたこともあり、店舗物件を探していた時に、店舗物件として現在の店舗の場所を提示され、一度は断ったそうです。

現在は、オープンして3年目ということで、メディアにも次々と掲載され、目的買いのお客様が大半とは思われますが、戸越銀座の食べ歩きという魅力や上述のとおり、かなり多くの路線からお店を目指すことができることも意外とお客さんを呼び寄せる意外な点かもしれません。

とはいえ、利便性の高い場所にある場合と比べてリピート客の割合は相当下がるでしょうから、今後はこの点をどうやって改善していけるかがポイントかもしれません。

▶︎幸ノ助視点

料理やスイーツと違って、食品の仕入れ販売という業態であるということを考えると、これだけのオリジナルな雰囲気やブランドを作り上げていること関して、すごいことだなあと感じます。

上っ面だけ尖ったことをやっておしゃれにしているという薄っぺらい感じが全くないのです。こういう地に足がついていて、想いのあるお店というのは本当に長く続いてほしいと思います。

ECサイトが新設されながらも、情熱的な店主としては、きちんと塩の魅力を伝えていきたいという気持ちが強く、試食をせずに購入できてしまうことになっている現在のECサイトでの販売に関しては、単純にたくさん売れれば良いとは思っていないなど複雑な心境を感じました。

とはいえ、リピートしてくれるお客さんが新たなお客さんを連れてくるということも見逃せませんので、店舗までわざわざ来なくてもリピートしてもらえる仕組みづくりが重要だと思われます。特にsolcoさんは、駅からの距離もありますからお客様のリピートという観点では、店舗運営が長くなるに連れ、難しさが出てくると思われます。

打開策はいくつか考えられますが、果たして10年後のsolcoさんはどんなふうに発展しているでしょう。

現在は、お一人で運営されているようですので大変だと思いますが、店舗が継続発展するなかで、新たな仕入れや企画にも大いに期待したいところです。

塩を求めて世界中を旅するなんて想像するだけでも素敵過ぎますね!

サバサバとしつつも非常に情熱的な店主の魅力に加え、ドン・キ・ホーテのような買い物自体(体験)を楽しむ「時間消費型」のアミューズメントの要素の入ったお店ですので、好奇心旺盛な方には是非ともオススメしたいです!

我が家では、スイーツにも相性が良いとされていたヒマラヤブラックソルト(硫黄臭あり)をバナナのパウンドケーキに振りかけて食べてみたところ、味わい未体験ゾーンに足を踏み入れた感じがしました。軽めの赤ワインに合いそうな感じです。

新たな食体験を塩から。いかがでしょう??

 
 
 

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